ガン検診

ガン検診

ガン検診の目的は言うまでもなくガンの早期発見です。最近ではガン検診に関するガイドラインが厚生労働省主導で策定され、各医療機関においてもガイドラインを作成するよう図られつつあります。

一般的には、ガン年齢とされる40歳以上の人、定期健診や人間ドックなどで異常が認められた人、早期発見やガン予防のために自分でガン検診を希望する人、あるいはガンの再発や転移の経過観察を要する人など、さまざまな人がガン検診を受けています。

ガン検診では主に、胃ガン、大腸ガン、肺ガン、乳ガン、子宮ガン、肝臓・胆のう・すい臓ガンなどの検査がありますが、その部位に対する個別の検査によりガンを発見する方法が取られています。

呼吸器系や消化器系のガン検診では、エックス線検査だけでなく、CTスキャンや内視鏡検査などが行われます。婦人科の検査では、乳ガン検診ではエックス線撮影のマンモグラフィが普及し、子宮ガン検診では内視鏡検査が行われることが多くなりました。

さらに最近では予防医学や病理学の見地から、ガンの発症や進行にかかわる免疫機能のメカニズムを中心とした検査が行われるようになってきているようです。人間の免疫機能とガン発生のメカニズムは、免疫抵抗力の低下によってガンという異常細胞が除去されず、それによってガン細胞が増殖して進行すると考えられているそうです。そこで異常細胞を抑える、細胞性免疫機構と呼ばれる人体の免疫メカニズムの異常を検査することで、ガンの早期発見と治療に役立てるという方法があるのだそうです。

血液中に含まれる白血球の一種であるマクロファージやTリンパ球が、細胞性免疫機構の中心的な働きを担っている物質だと分かってきたので、細胞性免疫検査としてサイトカイン検査、ヘルパーT細胞分類検査、細胞障害活性検査をします。これによりがん発生の素地となる異常の有無がわかります。そして、ガンの成長に際して増加する異常物質を調べるがん関連抗原検査をします。

このようなガン免疫検診を行っている医療機関はまだ少ないですが、今後はこうしたガンの早期発見と治療に有効なガン検診がますます普及することを期待します。